2_5:p5.js シェイプの属性の設定

描画するシェイプ(形状)の属性は専用の関数で設定できます。

ストロークの太さ

デフォルトでは、ストローク(線や円、四角形などの枠線)の幅は1ピクセルですが、これはstrokeWeight()関数で変更できます。

function setup() {
    createCanvas(480, 120);
}

// 毎フレーム呼び出される
function draw() {
    background(204);
    strokeWeight(1); // 以降の線の太さを1にする
    ellipse(75, 60, 90, 90);
    strokeWeight(8); // 以降の線の太さを8にする
    ellipse(175, 60, 90, 90);
    ellipse(279, 60, 90, 90);
    strokeWeight(20); // 以降の線の太さを20にする
    ellipse(389, 60, 90, 90);
}

strokeWeight()

説明

線や点、シェイプの境界に使用されるストロークの幅を設定する。どの幅もピクセル単位で設定される。

シンタックス

strokeWeight(weight)

ストロークの接合部と両端

strokeJoin()関数は線の接合方法(角の見え方)を変更し、strokeCap()関数は線の両端の描画方法を変更します。

function setup() {
    createCanvas(480, 120);
    strokeWeight(12);
}

// 毎フレーム呼び出される
function draw() {
    background(204);

    strokeJoin(ROUND);
    rect(40, 25, 70, 70);
    strokeJoin(BEVEL);
    rect(140, 25, 70, 70);

    strokeCap(SQUARE);
    line(270, 25, 340, 95);
    strokeCap(ROUND);
    line(350, 25, 420, 95);
}

strokeJoin()

説明

線分の接合部のスタイルを設定する。接合部は、角が直角(MITER)か、45度(BEVEL)、または丸く(ROUND)なる。デフォルトはMITER。

シンタックス

strokeJoin(join)


strokeJoin(BEVEL)は向かい合う角を直線で接続した三角形を生成します。strokeJoin(MITER)も向かい合う角を直線で接続した三角形を生成しますが、三角形をさらに追加して角を直角にします。strokeJoin(ROUND)は2角を接続する円弧を生成します。

strokeCap()

説明

レンダリングする線の両端のスタイルを設定する。両端は矩形(SQUARE)か、拡張される(PROJECT)か、丸く(ROUND)なる。デフォルトはROUND。

シンタックス

strokeCap(cap)


基本はSQUAREで、両端は変化しません。ROUNDとPROJECTでは両端にキャップ(蓋)が追加され、SQUAREよりも長くなります。

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