flickrサイトからネコと犬の画像をダウンロードし、適切なサイズに縮小して、フォルダ別に保存するという作業は、Webブラウザの環境でも行えないことはないでしょうが、それよりもNode.jsといううってつけのJavaScript環境があるので、これを使用することにします。
Node.jsは、「Node.js」サイトからダウンロードし、インストールします。インストールは、インストーラが表示するデフォルト設定のままで問題ありません。
Windowsの場合、Node.js実行ファイルへのパスがシステムの[環境変数]に追加されるので、コマンドプロンプトからのnodeコマンドによって、どこからでも呼び出すことができるようになります。
Node.jsでは、プロジェクトフォルダと呼ばれる、作成するアプリ専用のフォルダを作成し、関係する一切のファイルをそのフォルダに保存します。以降では、nodeJS_getFlickrフォルダをプロジェクトフォルダにします。
コマンドプロンプトを起動します。具体的には、Windowsのスタートメニュー横にある検索ボックスにcmdと入力すると、検索結果として[コマンドプロンプト]が表示されるので、それをクリックします。そして、コマンドプロンプトにcdと半角スペースを入力し、そこにnodeJS_getFlickrフォルダをドラッグして、Enterキーを押します。これによりコマンドプロンプトのカレントフォルダがnodeJS_getFlickrフォルダに移動します。
コマンドプロンプトではまず、次のコマンドを入力します。
npm init -y
これにより、プロジェクトが初期化され、フォルダ内にpackage.jsonファイルが作成されます。次いで、flickrサイトへのアクセスと画像のダウンロードに必要なflickrapiモジュールをダウンロードしてプロジェクトフォルダにインストールします。
npm install --save flickrapi
ダウンロードした画像の加工と保存に必要なjimpとdate-utilsモジュールをダウンロードしてプロジェクトフォルダにインストールします。
npm install --save jimp
npm install --save date-utils
以上で、node.jsに必要な環境設定は終了です。