9_1:Word2vec(単語の意味をベクトルで表現する) ml5.js JavaScript

word2vec()

Word2vecは、単語の分散表現(Word Embeddings)に使用される、関係性のモデルのグループです。このメソッドを使用すると、任意の入力ベクトルに対してベクトル演算を実行することができます。

単語モデルは、英単語のコーパス(バイアスデータを見てください)で訓練した、われわれが提供するモデルが使用できます。またこのチュートリアルに沿って、独自のベクトルモデルを訓練することもできます。

コンストラクタ

word2Vec(model, ?callback)

パラメータ

model – JSONモデルへのパスを表す文字列
callback – オプション。モデルが読み込まれたときに呼び出されるコールバック関数。callbackが与えられない場合には、モデルが読み込まれたときに解決されるPromiseを返す。

プロパティ

.ready – モデルが読み込まれたかどうかを示すブール値(=>仕様変更があった模様)
.model – 使用しているモデル

メソッド

.add(inputs, ?max, ?callback)
一連の単語ベクトルを加算する。その合計の最近傍ベクトルを返す。

inputs – 加算する入力を含む、文字列の配列。
max – オプション。返す結果の最大数。デフォルトは10。
callback – オプション。モデルが演算を終えたときに呼び出されるコールバック関数。callbackが与えられない場合には、演算が完了したときに解決されるPromiseを返す。

.subtract(inputs, ?max, ?callback)
一連のベクトルを減算する。その合計の最近傍ベクトルを返す。

inputs – 減算する入力を含む、文字列の配列。
max – オプション。返す結果の最大数。デフォルトは10。
callback – オプション。モデルが演算を終えたときに呼び出されるコールバック関数。callbackが与えられない場合には、演算が完了したときに解決されるPromiseを返す。

.average(inputs, ?max, ?callback)
一連のベクトルを平均する。その平均の最近傍ベクトルを返す。

inputs – 平均する入力を含む、文字列の配列。
max – オプション。返す結果の最大数。デフォルトは10。
callback – オプション。モデルが演算を終えたときに呼び出されるコールバック関数。callbackが与えられない場合には、演算が完了したときに解決されるPromiseを返す。

.nearest(input, ?max, ?callback)
最近傍ベクトルを求める。値の入ったmax個の配列を返す。

input – 入力ベクトル文字列
max – オプション。返す結果の最大数。デフォルトは10。
callback – オプション。モデルが演算を終えたときに呼び出されるコールバック関数。callbackが与えられない場合には、演算が完了したときに解決されるPromiseを返す。

.getRandomWord(?callback)
読み込んだモデルでランダムなベクトルを求める。文字列を返す。
callback – オプション。モデルが演算を終えたときに呼び出されるコールバック関数。callbackが与えられない場合には、演算が完了したときに解決されるPromiseを返す。

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