フィジカルコンピューティング with Raspberry PI Pico
1 フィジカルコンピューティングとは?

フィジカルコンピューティングは英語でPhysical Computingと言い、直訳すれば物理的なコンピュータ操作、つまり仮想的なものではなく、実際にそこに存在する物に対して、コンピュータから働きかけるアクションを行うといったニュアンスかと思います。

Goo辞書には、次のように書かれています。

フィジカル‐コンピューティング【physical computing】 の解説
人間とコンピューターを、さまざまなセンサー技術を用いて結びつけるシステムや手法。ディスプレーやキーボードといった従来のインターフェースだけでなく、人間の表情・音声・動作などをセンサーで捉え、電子機器やロボットなどを操作・制御することを指す。

分かりやすいのは、ゲーム機Wiiのリモコンでしょう。これには加速度センサーや赤外線センサーが搭載されていて、リモコンをテニスラケット代わりに振ることで、ボールを打ち返すことができます。またAmazon EchoやGoogle Homeなどのスマートスピーカーには、音声認識センサーやAI機能が備わっていて、音声操作によって音楽を流したり買い物ができたりします。

こうした操作の制御には、マイクロコントローラ(マイコン)と呼ばれる電子機器が使用できます。有名なマイコンにイタリア生まれのArduino(アルドゥイーノ、アルディーノなど)があり、また安価で買えるRaspberry Pi Pico(ラズベリーパイピコ、Pico)もマイコンの一種です。Picoでは、C/C++言語の他、MicroPythonというPython言語の小型版のプログラミング言語を使って、操作が制御できます。

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