今後、WAAPIの実装がどのように進むかは分かりませんが、少なくとも現状では、WAAPIのフル機能を使用するには、ブラウザの実験的な機能を有効化する必要があります。
実装が最も進んでいるのはFirefoxで、次がChrome、その次がSafariです。以降の記事ではChromeを中心に使用し、未サポートと思われる場合にFirefoxを使用します。
重要:ブラウザの実験的な機能を有効化する方法
Chromeの場合
- Chromeブラウザのアドレスバーに、chrome://flagsを入力する。
- [Experiments]ページが開くので、上部の検索バーに、web platform fまで入力する。
- [Experimental Web Platform features]項が表示されるので、右にあるボタンをクリックして、ボタンのラベル表示を[Disabled]から[Enabled]に変更する。
- ページ右下にある[RELAUNCH NOW]ボタンをクリックして、実験的な機能を有効化する。
元の状態に戻したいときには、[Experiments]ページ右上の[Reset all to default]ボタンをクリックします。
Firefoxの場合
- Firefoxブラウザのアドレスバーに、about:configを入力する。
- 「動作保証対象外になります!」という警告が表示される。
- [危険性を承知の上で使用する]ボタンをクリックする。
- about:configが開かれるので、上部の検索バーに、dom.animationsまで入力する。
- 表示される候補にdom.animations-api.core.enabledがあるので、これをダブルクリックして、値をfalseからtrueに変更する。
- Firefoxを再起動して、実験的な機能を有効化する。
開発版を使おう!
ChromeにもFirefoxにも、開発版のブラウザが提供されています。通常使用しているChromeやFirefoxの設定変更に抵抗がある場合には、開発版を使用しましょう。それぞれ、次のリンクからダウンロードできます。
Chrome Canary
Firefox Developer Edition