8_3:値を返す p5.js JavaScript

関数は、計算した結果の値をメインのプログラムに返すことができます。これまでに使用してきたrandom()やsin()はこのタイプの関数です。このタイプの関数を使うときには、返される値(戻り値)を変数に割り当てます。

let r = random(1, 10);

ここでは、random()関数が返す1から10未満までの値を、変数rに割り当てて(代入して)います。

値を返す関数はまた、別の関数のパラメータとしてもよく使用されます。

point(random(width), random(height));

ここでは、random()が返す値は変数に代入されずに、point()関数にパラメータとして渡され、キャンバス内の点の位置決めに使用されます。

目次

1つの値を返す

値を返す関数を作成するには、キーワードreturnを使って、戻すデータを指定します。たとえば、次の例のcalculateMars()関数は、火星上での人や物体の重量を計算して返します。

function setup() {
    // 地球上で132kgの人は火星上では何kgになるか?
    const yourWeight = 132;
    const marsWeight = calculateMars(yourWeight);
    print(marsWeight);
}

// 火星上での重量を返す
const calculateMars = (w) => {
    // 重量は地球上での38%
    const newWeight = w * 0.38;
    return newWeight;
}

calculateMars()関数の最後の行では、変数newWeightを返しています。setup()の3行めでは、132を代入した変数yourWeightをcalculateMars()関数に渡して、calculateMars()関数からの戻り値を変数marsWeightに代入しています。

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